西島雄志「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」会場構成

会場:ポーラミュージアムアネックス(東京・中央区銀座)
会期:2023.4.28-2023.6.4
会場構成:矢内建築計画
フライヤー、サインデザイン:古平正義(FLAME)
プロデュース:内藤久幹

銀座のポーラミュージアムアネックスで開催された彫刻家西島雄志氏の個展の会場構成。
展示室を四つのスペースに分け、各スペースに作品が一つ展示される構成とした。
四つのスペースを蛇腹状につなげ一筆書き状に進む計画とし動線を最大化し、間仕切り壁を既存の壁に対して角度を持って配置し奥行きや広がりを強調した。
各スペースの色は作品と空間のあり方を考慮し西島氏と検討し決定した。
最初の空間になるスペース1はエレベーターホールから繋がるように白い壁として奥行きを最大化。
続くスペース2は壁を黒くし作品がきわだ立たせた。
スペース3は床も黒の鏡面状のシート仕上として作品が映り込むことを狙った。
最後のスペース4は作品にミラーが使われておりその反射光が際立つよう壁をグレーとした。
単純な構成により繊細な西島氏の作品を邪魔することなく自然な流れの中で作品と対峙できる空間となった。

ポーラミュージアムアネックス展示会詳細ページ

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